くべーら

昨年、株のみで400万稼いだたっちょと人材業界4年目のごうちゃんが株と転職の情報を提供する。

【IRってなに??】IR情報を投資とキャリアに活かすには

こんにちは。

「株×転職」でキャリアを考える情報発信サイト「くべーら」 を運営する、年間400万の利益を出す男、たっちょです。

 

本日は企業のIR情報について考えてみたいと思います。

先日、日本IR協会からこのような発表がありました。

 

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                        (日本IR協議会HPより 引用)

 

これらの企業の顔並びを見ていると、日本レコード大賞や流行語大賞と同じく、今年注目される企業が「IR」という関連で発表されているように感じずにはいられません 笑

ただ、今回は一つの指標として前向きに考えるきっかけとしたいと思います。

 

そもそも「IR」とは何か!?

一般的に投資家向けの広報活動全般のことを指します。

正式名称は「Investor Relations」であり、営利企業が取引先企業や株主といった利害関係者に、自社の経営状態や財務状況、将来的な業績予想といった情報開示を行う活動のことです。

一般的に企業のHPから見ることができるIR資料というと、「決算短信」「有価証券報告書」「決算説明会資料」「株価」etc となりますので、ぜひ気になる企業のIRページをチェックしてみてください!

 昨今、株式投資を代表するように、企業を投資の対象として考える投資家が増えることで、企業側から、投資家に対して経営判断の妥当性やその根拠となるものを、的確に分かりやすく伝えることの重要性、もっと言うと責任が高まっています。

特に個人が(株式)投資に興味を持つようになり、企業のIR活動や力の入れ方で、投資家からの注目を大きく集めることができたり、株価を決める役割を少なからず果たすようになってきました。

 

※例えば、次の事業に向けた大きな赤字が発生していたとします。決算書に投資による赤字の記載を記すだけではなけ、広報が自社のメディアやマスコミも巻き込み、何に対して、どのような市場を見込んで投資をしているかを述べることで、基本的に株価にマイナスの印象を与える赤字でさえも、先行投資をしていると投資家に十分に理解されれば、株価をプラスにすることもあります。

 

しかし、IRの重要性が増すことにより、それが与える影響も強まることも忘れてはいけません。都合の良い事のみを、誇大に発表して、マイナス面については隠すようなこともやりようによっては、できてしますでしょう。だからこそ、今後はIRのがより問われるようになってきますし、僕たち自身も「情報に踊らされない」リテラシーを、しっかりと身に着けることが大切です。

  

現状では、形式的な情報開示に止まっているのではないかという指摘もあるIRですが、今後の日本企業のIRの強化に注目していきたいですね。

 

 

IRをどう活用するの?

さて、 注目されるべきIRですが、どのように活かせば良いのか分からないという方も少なくないかもしれません。上の章でも少し紹介しましたが、企業のIRページを見ると、下記のようなものが表示されることが多いです。

 

・株主の皆様へ

・IR資料(決算)

決算短信

決算説明会資料

有価証券報告書・四半期報告書

→適時開示書類

中期経営計画

 

これらに加えて、それぞれの企業毎に、メディア公開や環境配慮等の情報を確認できるようにページ作成されていることが一般的です。

 

では、この資料をどう活かすのかについてですが、企業を分析することに使うことができます。企業を分析することで、「投資対象としての選定」「自分の働き先の選定・入社試験対策」といった、「投資」「キャリア」の両面で利用することが可能です。

企業の理解を深めるためには、「決算説明会資料」「有価証券報告書」「中期経営計画」をしっかり読み込みことがベストです!

ただ、「有価証券報告書」は数字だらけでとっつきにくく、「中期経営計画」は抽象的な面もあり、あまりピンとこないというのが正直な所ではないでしょうか。。。

そこで、僕がその企業のことを一番シンプルに理解するためにお勧めしているのが、「決算説明会資料」です。決算説明会資料は、多くの場合Power Pointで作られていることが、多く端的にまとまっています。また、株主総会等のプレゼンの場で使うために作成されていることから、企業が伝えたい内容については、強調されて記載されています。前半では、企業の基本情報(グループ会社等の相関図・事業内容)、後半では今後の展望(投資中案件)等が書かれている場合が多く、企業の基本情報を理解したうえで、今後その企業がどこを目指しているのかがよく分かります。

(力を入れている分野であれば、注力サービス・商品の情報もあり、図や写真も多めです 笑)

したがって、まずは「決算説明会資料」を読み、より深く企業理解をしたければ、「有価証券報告書」で、業績を詳しく知るのが良いかもしれません。

ちなみに余談になりますが、「有価証券報告書」と「決算短信」であれば情報を端的にまとめている「決算短信」のほうが取り組みやすいです 笑

これらのIR情報から、企業の事業内容や業績を理解して、自分が投資するなら?自分が働くならと創造することで、より理解が深まり、総合的な自身のキャリアもよりよいものになることでしょう! 

  

 IR大賞への考察

今年のIR大賞についてですが、やはり本年の注目テーマである「コロナに負けない」「DX」「環境配慮」という観点がポイントになっているように思います。

特に今年初受賞した「エフピコ」と「オイシックス・ラ・大地」は、今年のトレンドを反映する受賞と言えるでしょう。

 

エフピコ(7947)

→情報開示のレベルが上がっていることが評価されたと共に、今年より注目を集めた「環境配慮」という観点が強く反映されています。食品トレー製造業という業種でありながら、長期間に渡ってリサイクルにも力を入れており、プラスチック資源の回収等のリサイクルに関するデータの積極的な開示も評価の対象となりました。

日本で初めて施行された レジ袋の有料化を皮切りに、今後益々企業の環境配慮への貢献というのは、評価軸として強いものになっていくでしょう。これまでの日本の価値基準では「環境<価格」でしたが、今後はこの価値も逆転していきそうです。

 

オイシックス・ラ・大地(3182)

→決算説明会資料が分かりやすいという点が、一番に評価されている点がとても興味深い企業になります。確かに実際に見てみると、事業内容ごとにKPIの記載もあり、業績のプラス要因・マイナス要因についても、端的に説明が記載されていました。また、事業内容がECによる野菜の宅配便ということもあり、コロナが業績に追い風となり、なおかつDXにも関与しているという点は、個人的に2020年を代表する企業の一つになったのではないかと感じております。余談ですが、株価もかなり上がっています!

ぜひ、こちらの企業については「決算説明会資料」と「株価」をチェックしてみてはいかがでしょうか~??

 

このように、身近な話題からキャリアを考えるきっかけをくれる「IR」について、本日は触れてみましたが、少しは興味を頂いて頂けましたでしょうか?これをきっかけに、自身のお勤めの企業や投資先の企業のIR情報について、一度目を通していただけると嬉しいです!

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

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